先日ウチのメカの所に遊びに行ったところ面白い事をしていたので写真を撮ってまいりました。
この車はキャラットのW126セダンのEgをOH依頼されたそうです。
この場所に来ると普段見慣れないEgの中身を見る事が出来ます。
AMG、ブラバス、カールソンは勿論、エッツィンガーやキャラットその他聞いた事がないような聞くと凄い内容のEgを見る事ができます。
BさんのSLもここでEgのチューニングを行い5・6Lで410ps(シャシダイ計測)と言うEgを作ってもらいました。
今回のキャラットのEgと言えば「スーパーチャージャー」ですが何でもオーナー曰く「速いんですけど大分くたびれてきたのでOHしようかと」と言う事らしいのです。
スパーチャージャー(SC)と言えばその昔某所で「日帰りSCキット」が流行り予約を入れて待つ事3時間程で付けられると言う事が口コミで広がりかなりの車両がそこでSCを取り付けたそうです。
気付いた人もいると思いますがそうです!SCを3時間で程度で取り付けると言う事はただのポン付けなのです。
SCを取り付ける時にはピストン規定値圧縮を下げる必要がありEg内部加工が絶対です。
ですからその「日帰りSCキット」を取り付けた車両はノーマルよりちょっと加速感がありますがそんなに速さは感じられず帰り道に壊れた!なんて話が多くあったそうです。
ウチのメカの前の代(オヤジさん)はドイツのAMGに日本国内にあるAMG車両のEg修理をするためにドイツAMG本社に研修に招待された方で当然Albret社にも研修に行き国内の取り付け作業を任されていた人物である。(まだBさんが子供の頃の話)
そのオヤジ(もう引退してますが)曰く「ちゃんと取り付けたSCはメチャクチャ速く絶対に壊れない」と言うのが口癖なんだそうです。
実際そのDNAを受け継いだ今の社長やメカニックもその数々の壊れたSCやどこかで取り付けてイマイチ速くないSCをもう一回ちゃんと付け直してきた猛者達である。
その証拠にそこでやり直したSCは今だ壊れるどころかたまに点検、修理に訪れる車両は未だ健在であるそうです。
まあここは日本全国のショップ、ユーザー達の裏方をオヤジの代からずっと支えてきたのは知る人ぞ知る!と言った所でしょうか。
工場に行くとそんなに大きくない(リフトが3台程度)が毎日送られてくるEgやATがいつも順番を待っている状態なのである。
今回そのキャラットに搭載されたEgはSCのベルトプーリーに歯がまったく無く簡単に言うとSCが動いてない状態だそうです。
それをオーナーさんはSCが付いている感で「そこそこ速い」と言っていたのでしょう。
それとこのSCも「ポン付け」だったそうです。
今回きちんとEg内部加工をして燃料増幅も「モー○ック」の評判が落ちてきたので新しい物を付けてるそうです。
Bさんも実はスパーチャージャーを持ってるのですが思わず付けてしまおうかと思ってしまいました(笑)
がもう最高速や加速競争をしないので止めましたw
キャラットの560にSCをつけると机上での計算で約360~380ps位になるそうです。
Bさんの5・6に付けると480ps程度になるそうです。(驚)
そしたら知り合いのAMG7・2も軽く200kmから余裕でかわせるでしょう(笑)
まあ同じ4速ATなので最高速は一緒ですが・・・・w
SCは取り付け大体2割UPが基本らしくその他燃料、カム等でさらにUPできるそうです。
が90年代のベンツにはリミッターは付いてませんがレブリミッターが付いてます。
最高速の制限はありませんが回転数6000回転で燃料がカットされるようになってます。
Bさんの5・6は6000回転の到達があっと言うまなのでSCを付けてもそのレブリミットを解除しなければあまり意味がありません。
燃料系のある部品が肝なのは分かっているのですがそれ以上は誰もやった事がないそうでまだまだ模索中なのです。
誰か知ってる人は教えてください。
まぁ大分話がそれましたがそのEgのヘッドカバーに結晶塗装を施したそうです。なんでもショーに出すらしくその他の細かいパーツもメッキ加工してありました。




結晶塗装ならば言ってもらえれば上手に出来る所を知っていたのですがそこの業者は今回初めて塗装したそうです。
まぁ仕上がり具合は金を取るレベルではないですが画像で見ると雰囲気はでてますね!
BさんのSLもEgルーム内部を新型Zのオレンジに塗装してますがこの結晶塗装もフェラーリっぽくてカコイイですね。
そのうちやろうかなぁ~
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