すっかり涼しいと言うか寒いじゃんね。
今回の台風ですっかり秋に変わってしまった感がありますね。
いつもサーモス2Lに氷と水を半々で持って来てたのですが全然飲みきらないのでここのところ水筒無しです。
さて今週は連休もありスタート遅めでしたが休み中に今回S30Zを買ったお客さんが「グリルをブラストしてほしい」と小屋に置いていってと連絡があったので火曜日から早速作業に入ります。
現在2.6-16/エッティンガー電子制御化などの作業をしないとなんですがその集中力を高めるためにブラスト作業で集中力を戻します。
ん~結構酷い状態と言うか年式相応と言うのか中々の状態である。
ちなみにBさんとこはブラストが2種類ある。
「EZブラスト」と簡易的な「ウェットブラス」です。
EZブラストの方が使いやすいのですが何せメディアのコストが高いので依頼があった場合や電子制御化の時に各パーツを綺麗にする位しか使わない。
で前回の作業時のあまりが少しあったのでやってみます。
パーツは出来るだけバラします。
塗装は完全に落ちたけどサビが取れない。
塗装を剥いでみると結構なサビがすごい。
黒い塗装してあったけど途中黄色と赤も出てきた。
もう少しやりたかったけどここでメディア切れでEZブラストは終了。
ここでEZブラストの事を少し。
重曹成分の独自配合パウダーを使うEZブラストの利点はやはり重曹成分パウダーを使うので水に溶けて環境に優しいと言う点。
水に溶けるので重要部分に作業しても洗い流せると言うところ。
弱点はコストと作業パワー。
パワー的にはパウダーなので当たりが弱い。
それが逆に落とし過ぎないと言うところが微妙に必要だったりする場合にはかなり良いと思う。
それとメディアが2種類あって安い方でも10kg¥4000円位する。
10kgって言うと結構な量ですが例えばミッションケースをちょっと本気で作業すると足りない感じ。
16Vで言うとインマニとサージタンク綺麗にすると5kg位使う感じ。
今回のこのグリルもキッチリやるとなると10kgは使うと思う。
それと重曹成分なので当たりが弱いので余計にメディアを使うのだ。
終わった後はそこら辺重曹だらけになる。それを見るととても勿体なく感じますね。
なのでBさんの感想ではEZブラストってコンプレッサーと水があればすぐ使えるのは良いところですが環境に良いと謳ってる割にこれだけ重曹をぶちまけるので良くはない気がする(笑)
肝心の使うってところは良くも悪くも「こんなもん」ってところですかね。
「こんなもん」じゃわかんねーよ!と思うけど実際これが¥20万するってなら残念だけど本体だけなら¥6万位ならそれなりかな~と思う。
でもこれ専門でやるならやはりコストが高すぎて話にならない。
Bさんもこれ使うのってたまになので何とか使ってる感じ。
今は工賃無しで材料代もらってやってる感じなので損はしないだけ。
で次に作業するのはウェットブラスト。
実はこれBさん2台あって1台は設置してある。もう一台はこうやって外で使えるようにしてある。
外で使う理由は何せ箱が小さいので中に収まらない物なんかをこの蓋を開けっ放しで作業する時に使うのだ。
ここまで落ちた。
錆は根こそぎ取れた。
ここまで3日かかった(笑)
兎に角カッパ着てやってもガラスビーズまみれになるのでこれ以上リスクをおう訳にはいかないので終わり。
再塗装するならこれで十分でしょ?
ちなみに画像だけ見ると「ウェットブラスト」の方が良いじゃん!って思う人いると思うけど色々細かく使い分けが必要なのだ。
EZブラストは重曹パウダーなので稼働部分や洗い切れないところがあっても水で溶けるんで大丈夫なんですがウェットブラストに使うのはガラスビーズと言うメディアです。
本当に簡単に言うと砂みたいなモンなので完全にバラして洗浄出来る物じゃないと危険です。
例えばエンジンブロックやミッションケースなんかはどんなに養生しても中に入る。
そうなると結構本気で綺麗にしても多少残ってしまう事もある。
エンジンブロックなんか少しでもガラスビーズが残ってたらアウトっす。
ミッションケースもそう。
一時期ウェットブラストがブームな時に動画でキャブとかスロットルとかそのままブラストして「綺麗になった~」とかやってましたがあれはNGです。
綺麗に洗ってそのまま組んでエンジンブローなんかが多くて。結構聞きました。
特にバイクなんかは多く聞きましたね。
Bさんの仲間のエンジン屋も¥100万円するウェットブラスト買いました。
エンジンブロックやミッションケースを喜んで作業してましたが結局メディアが残るので高温洗浄機を使って何回も何回も洗浄すると言う手間になってしまい今はブロックやケースには使わなくなったそうです。
なので何でも良いかと言うとそうでもないのでキチンと使い分けしましょう。
でこのウェットブラスト凄く簡易的な物。
サンドブラストキャビネットに防水処理してるだけ。
それと吸い上げのところとガンは通常の物じゃなくて専用品を使ってるくらい。
ただ何せ箱が小さいので使いづらい。
ここのウェットブラストネットで見ると結構皆さん「使えない」とか言ってる。
まぁ実際使えるやつは¥100万位するしね。それに比べたら¥3万位なんで同じに使えたらびっくりするぜ。
このウェットブラストは要領をつかめばかなり使えます。
実際画像のように錆はほとんど取れたし表面もツルツル♪
仕上がった感じは¥100万するのとそんなに変わらない。
サンドブラストと比べると研磨に時間がかかるので「落ちが悪い」と感じるんだと思う。
まぁ実際Bさんも去年買って半年に1回位しか使わない(と言うか作業をしない)のですが今回使ってみて半年前に思ってた事を思い出した。
箱替えしようと思ってたんだった。
今のままだと16Vのヘッドカバーでも端が出来ない。
そこで早速色々調べるも今使ってるのいわゆる90Lタイプ。
アストロなんかで売ってる大きいのが220L。
でもそんなデカイの置く所が無いのと220Lだと横から入れるのでスペースが必要になるのでNG。
上から入れられてもう少し小さいのを探すとありました。
190Lの上から入れられるの。
これなら16Vのインマニもヘッドカバーも余裕で作業出来る大きさ。
早速防水処理して吸い上げとガンを移設します。
![](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/10304b5256c291d9faaee93805ad17bf/1601089688)
これでBさんとこで作業する物は大体出来るようになる。
この位置だとちょっと高すぎて厳しいのでもう少し考える事に。
いろいろ考えてみてこのウェットブラストを上手に使うにはいかに沈でんしたメディアを水と混ぜるかが肝。
上手に撹拌出来るかって事。
水に上手に混ぜると凄く錆なんかも落とせる。
落とす感じは¥100万円に物とそんなに変わらないはず。
何か良い方法が無いか色々考えたけど良い物が無い。と言うか詳しくないので調べきれない。
今の所手でかき回してから作業するを繰り返しなので時間がかかる。
ガンの先を抑えてエアーを逆流させても少し間は使えるのでその方法が今の所良い。
けど実際はこのしたのところに撹拌機能か何か水流を起こせればかなり良い物になる。
それとウェットブラストとして販売されてるのは90Lしかない。
それには多分90Lの場合下の三角のところが1枚で出来てるのに対してそれ以上の大きさの物は4枚を合わせて出来てる。
そこの防水に保証が出来ないんだと思う。
実際防水処理したけど長くは持たいないな。と言う感じがした。
レーザー溶接出来れば完璧と思う。
しかしこんなのにレーザー溶接ってコストがかかりすぎるな(笑)
でも防水と沈でんを解決出来ればどんな大きさの箱でもウェットブラストに出来るからこれはこれで良いかもね。
箱がステンレスならなお最高だな。
多分皆さんこれくらいの物が欲しいんじゃないかな?
¥100万するやつはちゃんとメディアと水が常に混ざってるので凄く落ちる。
それとワイパーも付いてるし(笑)
ステンレスだし。
とやっぱ価格なりに作られてると思う。
でもそこまで要らない人もいるのも現状だし。
しばらく使ってみてまた考えるしかないな。
これで下準備は終わったので来週よりエッティンガー作業入ります。
やっぱブラストって「無心」になれると言うか集中力を高めるな~
やん気が出てきました。
ちなみにBさん昔(小さい頃)から「無心になれ~」とか言われると頭の中に「無心」と言う字が出てきてしまって無心になれないのだ(笑)
Bさんが集中力が無くて作業しない事ってありますよね?
いつもまでもプラプラしてて「早く集中しろよ!」って思いますよね?
あれも実は同じでBさんが集中しなと~と考えると頭の中に「集中」と言う字が出てきてしまって全く集中出来なくなるです(汗)
でスイッチが入ると自然と集中出来るようになるのを分かってるのでひたすら待ちます。
そのスイッチが何きっかけなのか分からないのでプラプラしてますね(笑)
困ったもんです♪
来週から天気も良くなるようですしブラストBOXも防水出来たか確認したらいよいよエッティンガー始めます。
季節の変わり目ですので皆さん体調管理ちゃんとしましょう!
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